女性のうつ・パニックは「鉄不足」が原因? ☆セロトニン活性で集中力を高め、自律神経にもアプローチして、根本治療をしている大阪市鶴見区放出の森鍼灸整骨です☆
女性のうつ・パニックは「鉄不足」が原因
藤川氏の心療内科クリニックでの治療の柱になっているのはタンパク質を摂ることと並んで、鉄をしっかり摂ることです。鉄不足を知るためにはヘモグロビン値でなくフェリチン値を測定します。ふじかわ心療内科クリニックでうつ・パニック障害の症状を訴える女性の多くは、フェリチン値が著しく低いそうです。
「潜在性鉄欠乏症」という症状はうつと同じような症状が現れるので、うつ病と思われる人の中に潜在性鉄欠乏症も多いと考えられ、潜在性鉄欠乏症が原因でうつやパニック障害に至ることもあるようです。月経がある時期の女性では重度の鉄不足であるフェリチン値30以下が70〜80%もあります。50歳以上では重度の不足はほとんどないですが中程度の不足は多いようです。日本人の鉄摂取量は2010年では1950年の6分の1になっています。
ヘム鉄は肉・魚などの動物性食品、中でもレバー、牛肉、カツオやマグロの赤身の魚に多く含まれ吸収率が10〜20%で、ホウレン草や小松菜、穀類、プルーンやヒジキなどの植物性の非ヘム鉄の1~5%より優れています。
鉄は貧血にかかわる赤血球の合成だけでなく、心を安定させるセロトニン、やる気を作るノルアドレナリン、快楽を作るドーパミンなどの神経伝達物質を作る際に必要です。
また鉄は増えすぎた活性酸素から身を守る強力な抗酸化物質のカタラーゼという酵素の働きにも関与しています。
さらに体のエネルギーのATPを作るエネルギー代謝の最終段階の電子伝達系でも鉄は必須です。
こうした基本的な生命活動やエネルギー代謝に鉄は必要不可欠であります。
2024年9月27日